西表島 浦内川支流イタジキ川遡行 2010年9月2〜4日

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山と釣り、ときどき映像制作












イタジキ川遡行の3日目、幻の滝からユツン川を下降するまで。
朝早くビバーク地を経ちイタジキ川の源流部を遡行する。
流れのほとんどない瀞が網の目のように複雑に絡み合った。
尾根に上がるとツルアダンが行く手を阻み地獄の藪こぎとなる。
台風が迫る中、ユツン川を下降した。


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イタジキ川遡行の2日目、マヤグスクの滝から幻の湖まで
マヤグスクの滝の先には厳しいゴルジュが待っていた。
4時間以上をかけて、ゴルジュを突破すると西表島特有の流れのない瀞だった。
なんども泳いで亜熱帯のジャングルを遡行する。
時折現れる長いナメや滝の登攀を楽しみながら幻の湖を目指した。


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イタジキ川遡行の1日目、縦断道(横断道)からマヤグスクの滝まで。
浦内川遊覧船に乗って縦断道まで入る。マリュウドゥの滝・カンピレーの滝を過ぎると
本格的なジャングルトレッキングになった。
亜熱帯のジャングルの暑さにやられながらイタジキ川を目指す。
そこに待っていたのは神秘のマヤグスクの滝と圧倒的な水量のゴルジュだった。


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イタ






焚き火ができる場所って、実はそんなに多くない。
 私が住む、長野県のような田舎でも、焚火を囲んで宴を開くようなことは、そうそうできたもんではない。山深い谷に分け入り、焚き火を囲む。堂々とそれができるのは、とても幸せなことだと思う。渓の美しさ、遡行の厳しさ、友情・・・全てが、焚き火の炎に凝縮される。できるだけ長く燃やしていたい。
源流釣りが今、流行っているんすよ!
 松本在住のクライマーから、その言葉を聞いた時は、正直ホントかよ!!と思ったが、実際、やってみる と面白い。なんというか、自然との一体感を感じられるような気がする。渓に入り、その流れに生きるものとの真剣勝負。そしてそれを山の恵みとして喰らう。沢登りに新しい魅力が加わった。渓に入るとは、そもそもそういうものだったかもしれない。
渓流釣りをはじめたきっかけは先輩に無理やり連れて行かれたからだ。
 しかもルアーである。ルアーでは、5回入渓して1匹も釣れなかった。ちなみに、一緒に釣りをしていた先輩も1匹も釣っていない。そういうもんだと言うけれど、正直“すげぇつまんねぇ”と思った。ルアーはそれだけ難しいのだろう。やっぱり、餌かテンカラなのか!?テンカラやってる人は、周りには一人もいないけど・・・



沢登りは、もともとそんなに好きではなかった。
 理由は濡れるのが嫌だからである。生理的に嫌いというだけなので、私の前世はきっと猫だったに違いない。しかし最近、どういう訳か好きになった。ひょっとしたら、普通の“山登りに”あきてしまったのかもしれない。とりあえず今は、焚き火を囲んでの沢泊に異常なほど魅力を感じてしまう。なぜなんだろう?